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『森は生きている』 Stage design vol.06
今回、本編で使われた9枚の絵たちです。
それぞれに思い出があるものばかり。


*1*プロローグ

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昨年、八ヶ岳にいったときに出会った、『主の木』からインスピレーションをもらって、この構図をおもいつきました。
下図もほとんど描かないまま、一気に描き上げた絵です。
あの木の存在は、いつでも私の中にいる気がしてます。




*2* いじわる老婆とむすめのお家
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ロシアのお話なので、特に特徴的なペチカ(暖炉)にこだわってかきました。
あと、マトリョーシカも。2階にある右端のベッドの上には、お手伝いにきてくれたガッキーくん
キャラクターくまったくんが実は横たわったりしています^^


*3* 王宮の御殿
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おもいっきりに派手にしたいといわれたので、、、というより、自分が好きな色を思いっきり使わせてもらいました。
ただ、無血革命が裏のテーマのこの劇、幼い女王は「しけい」を軽々しく口にします。
なので、ギロチンを加えてほしいといわれ、、、やっとの思いで描き加えました。。。
自分の絵の中にはまず登場しないであろうギロチンと血。
今でも思い出すだけで、胸がどきどきします。。。かなりがんばって描きました。


*4* 森の中 冬
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一番最初に描き上げた一枚です。初めてだったので、勝手がわからず、色を調色するのも一苦労。
3日と少しかかったでしょうか。。。
思ったより時間がかかってしまい、「これでは最後まで終わらない!」としょっぱなからかなり焦りました。
雪のかんじを出すために、スポンジやローラーを駆使しながら試行錯誤を繰り返して出来上がりました。
かなり、出たとこ勝負(笑)はじめてのことばかりでした。


*5* 森の中 春
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12つきの妖精たちが、めくるめく季節を変えて行くシーンです。
桜は日本的かとも思ったのですが、視覚的インパクトでピンクを使うことにしました。
見えづらいですが、個人的には、2羽の小鳥を気に入ってます。自己満足。ふふ。^^


*6* 森の中 夏
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ロシアの夏は、日本の夏とだいぶイメージが異なり、短い実りの夏。
たくさんのベリーたちを描きました。一番描き込んだわりに、おそらく上映時間数分。。。
それでも全力投入しました!


*7* 森の中 秋
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台風のような嵐がやってくるシーンです。キノコ好きの私としては、キノコたちを描かずにはおれませんでした(笑)
ひとつだけ、目をあけてるキノコちゃんがいるんですよ。。。ふふ。遊び心です。


*8* 森の中 冬ふたたび
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空以外は、まったく同じものを2枚かきました。冬以外も春、夏、秋ともに遠景はほぼ同じ絵。
これは結構きつかったです。といっても、それぞれに手伝ってくれたひとの味がでているし、
厳密に同じというわけではないですが^^


*9* 森の空地 たき火
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森の精霊たちが、集い肩寄せ合いひとつになるイメージです。
これは、他の絵や、演出が決まって行く過程で、ふわっと浮かんできたシーンです。
震災の影響もあったかもしれません。
月上がりに浮かぶかんじや炎の照り返しのかんじを出すのに苦労しました。
個人的には、一番好きなシーンです。


全体を通して、森が好きで、樹が好きな私としては、その世界に入りやすい題材でした。
今回、この舞台のお仕事でであった情景たちをキャンバスに描き起こしてみたいと思っています。
そのうち『森は生きている』シリーズの個展ができればうれしいなと思う今日この頃です。



●あらすじ●
雪の降る大みそかの夜。継娘はふぶきの森にマツユキ草を摘みに来る。この国の我儘な女王さまが新年のお祝いに欲しいと言い出し、三月にならねば咲かないマツユキ草を持参した者に褒美を与えるとおふれを出した。そこでいじ悪な継母と姉娘が、素直で気立てのやさしい継娘を森へ行かせたのだ。道に迷った継娘は凍死寸前、十二カ月の精たちが年に一度の集まりに興じている処をみつけた。十二カ月は継娘の話に同情し“三月"の若者が僅かの間、森に呼び寄せた春で、マツユキ草を娘に贈る。同時に小さな指輪を渡し困難が生じた時には、これで我々を呼ぶようにという。ところが継母と姉娘は、継娘が寝ている間に指輪を盗んだ上、マツユキ草を宮殿に届ける。女王さまは御機嫌。しかし継母の話を聞いて、自分で摘みたいと言い出し、継娘を道案内に、宮殿のお客様や兵隊を連れて森へくり出す。困ったのは継母たち。花のありかを知ろうと問いつめる女王さまにも、継娘は“三月"との約束を守って返答しない。怒った女王さまは取上げた指輪を湖へ投げこむ。継娘は思わず“三月"に教わった歌をくちずさんだ。早速、十二カ月の兄弟達が継娘を救いにやって来る。森には一瞬の中に四季が訪れて大騒ぎ。元の静かな雪の森に戻った時、いじ悪な継母と姉娘は改心する迄はと橇犬にされ、皆に置き去られた女王さまは、やさしい心の人に生れ変っていた。継娘は十二カ月の精から、沢山の贈物と祝福を受け、別れを告げた。
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by sib22 | 2011-04-02 00:33 | Works(作品)
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